フラップジャック Flap jack
材料はオーツ麦とバターとブラウンシュガーそしてゴールデンシロップ オーツ麦以外の材料を鍋に入れて火にかけて溶かしたら、オーツ麦も加えて混ぜ合わせ、型に入れ、平らに広げてオーブンで焼きあげます。とっても簡単!なのに美味しくて、さらに健康にも良い!ということもあり、子供が始めて挑戦するお料理としてもお馴染みのフラップジャック 大人になっても忘れられないお味になることでしょうね。
「フラップ」はバタバタする=ケーキをひっくり返して焼くさまを、「ジャック」は男性の名称=焼く人とされ、身近にいるジャックさんが、鉄板の上に生地を広げて焼いてくれるほど身近にあって、親しまれてきたお菓子
400年以上前 シェークスピアが作品に登場させているほど古くからあり、当時はパンケーキのような形の柔らかいお菓子だったとされるものが、いつの間にシリアルを板状に固めたお菓子になったのでしょう…
見た目は「英国風雷おこし」なのですが、噛みしめると、しっとり そして ねっちり… かみ締めるほどにゴールデンシロップのやさしい甘さがひろがります。
このゴールデンシロップはサトウキビから砂糖を精製する過程でできるシュガーシロップで、イギリスではどのお宅にも常備されているお馴染みの甘味料 サトウキビのミネラル分が残り、独特の黄金色とうっすらカラメル風味も魅力です。日本でもカルディーや富澤商店などで購入できようになりましたから、現地のしっとり&ねっちりを実現させることができますょ。ご紹介するレシピでは、ゴールデンシロップをハチミツに替えていただくことも可能です
フラップジャック プレーン
《材料》
バター 125g
粗製糖 80g
ゴールデンシロップ 大3
*オートミール 250g
① バターをカットして小鍋に入れ、粗製糖とゴールデンシロップも加えて中火にかけます。
バターが溶けて、全ての材料が馴染んだら火から下ろしましょう。
② ①の鍋に*オートミールを加え、全体が馴染むまで混ぜ合わせます。
③ オーブンペパーを敷いた型に移し入れてカートなど使い、表面を軽く押さえながら平らにしたら、
170℃に予熱したオーブンへ… 30分ほど こんがりローストカラーになったら焼き上がりです。
④ しっかり冷えてから切り分けましょう。
フラップジャック レーズン&クランベリー
《材料》18×12cm 型分
バター 100g
粗製糖 30g
ゴールデンシロップ 50g …蜂蜜でも代用できます
*オートミール 150g
*レーズン 50g
*クランベリー 30g
*オレンジやレモンの皮すりおろし 適宜
作り方はプレーンと同じです。
ゴルデンシロップに替えて蜂蜜を使うと、粘土が弱いため、切り分ける時にポロポロ崩れやすくなります。型に入れたら、瓶の底など使ってギュッと押し固めてから焼いてください。
焼き上がってオーブンから出したら、再度押さえて固めておくのも効果的です。
オートミールビスケットOatmeal Biscuits
オーツが主体のビスケットというと、ヘルシーだけれど、噛ごたえたっぷりで、重~いのでは?
そんな先入観を一気に吹き飛ばしてくれるさっくりザクッとなんとも心地よい食感のクッキーレシピです。
その立役者は生地に加えるベーキングパウダーと重曹で、ベーキングパウダーは生地の中で縦方向に膨らむ力を、重曹は横方向に膨らむ力を発揮します。よって、生地の中には縦横に大きな気泡が生まれ、本来重い生地もさっくりザクッと焼き上がる… ゴールデンシロップがオーツに香ばしい風味を加えてくれているのも魅力です。地味だけれど、とっても魅力的な“いぶし銀”的クッキー お試しあれ!
《材料》25枚分
バター 100g
グラニュー糖 90g
ゴールデンシロップ 小2
*薄力粉 100g
*ベーキングパウダー 小1
*重曹 小1/2
オートミール 100g
《作り方》
*バターは室温において柔らかくしておきましょう。
① ボールにバターを入れて、ホイッパーでクリーム状になるまで練り、グラニュー糖を数回に分けて加え、バターが白っぽくなるまでよく練り混ぜます。
② ゴールデンシロップも加えて、さらに混ぜましょう。
③ *の粉類を合わせて①のボールにふるい入れ、オートミールも加えて、粉気が無くなるまで混ぜます。
④ 生地をくるみほどの大きさ(1つの目安16gほど)取り、両手のひらの間でくるくる まん丸に成形し、天板に並べます。
…オーブンの中で焼かれるとまん丸ボールのコシがゆるんで、広がってふっくら広がってクッキー型におさまりますから、成型はまん丸で大丈夫!
④ 170℃に予熱したオーブンへ…15分ほど焼いて、こんがり美味しそうな焼き色がついたら焼き上がりです。