ある日 お母さんうさぎが「お百姓の
マグレガーさんの畑だけには行っちゃ
いけませんよ…」と言い残してパンを
買いに出かけると、
ピーターは…一目散にマッグレガーさん
の畑に駆けつけ、無理やり木戸の下から
もぐりこみました。
まずレタスを何枚か…
それからさやいんげん
はつかだいこんも何本か食べて …
ここまでは順調だったんですけどね、
パセリを探しに行ったら 🐾 🐾 🐾
さ〜あ大変!
ばったりマッグレガーさんに出くわし
てしまったのです!!
「どろぼうだ〜」とどなりながら追いかけられたピーターは、畑じゅうを逃げまわり
片方の靴はキャベツ畑で、もう片方の靴はジャガイモ畑で無くしてしまいました…。
さらに網に飛び込んで、上着のボタンを網にひっかけてしまい、もう駄目だ…
大粒の涙をこぼしていると、スズメ達が激励に来てくれましたょ…
そうこうしているうちにまたまたピンチ!
マックレガーさんがフルイを持ってピーターにかぶせようとしましたから、
ピーターは夢中で上着を脱ぎ捨てて逃げるはめに …
駆けて 駆けて 飛び込んだのが
水がいっぱい入ったジョロの中!
息を潜めて隠れていると…
しばらく捜したマッグレガーさんですが
追いかけごっこに見切りをつけて畑に
戻ってゆきました。
その後も白猫に遭遇したり、
またマッグレガーさんに見つかって
追いかけられたりしながら…
ようやくピーターは木戸をくぐり、
森へ逃げ出すことができたのです。
きのどくに、ピーターは その晩 おなかの具合がよくありませんでした。
おかあさんは ピーターをねかして、かみつれをせんじて、ピーターに1回分のお薬
を飲ませました。 「寝る前に大さじ1杯ですよ」 (以上本文より抜粋)
ピーターうさぎ君 ジョロの水に浸かって冷えちゃったんでしょうね。
おかあさんうさぎが煎じてくれた『カミツレ』はカモミールのお花を乾燥させたもの
ハーブが生活の中にある100年あまり前のイギリスの田舎暮らしがほのぼのと
描かれ、たちのぼる湯気の温かさや、その香りまで伝わって来そうなシーンでしょ…
初めて絵本に胸ときめかせてから、私が実際にカモミールの香りを知ったのは10年
以上たってからでしたけれど、最初の1歩はこの挿絵に出会った時から…
時とともに『ハーブのある暮しLOVE💘』が膨らんでいるのであります🌈✨