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中国でも実力発揮…cocorobaスパイス通信14

 

インドネシアのスラウェシ島とニューギニア

 

島の間に点在するモルッカ諸島は「香辛諸

 

島」と呼ばれ、古くは中国、イスラム商人が

 

牛耳り、16世紀以降はヨーロッパ人たちが

 

やってきて激しく利権を争いました…

 

そのお目当は、ここでしか取れなかった香辛

 

料の『ナツメグ』と『クローブ』‼️

                       1596年に描かれたモルッカ諸島

                      

 

クローブ『丁子』のもっとも古い記録は、古代中国の文献にあり、「当時皇帝に謁見

 

する役人は、丁子を口に含んで口臭対策をしていた。」んですって‼️

 

「歯痛時には噛んで、痛みを和らげた。」とも…  

 

当時の人たち すでに、消臭・抗菌効果そして、麻酔効果まで知っていたんですね〜

 

その後の中国では、各種『生薬』の材料としても重用されて今に至り、

 

「一振りすれば中華風味!」の調味料『五香粉』の主要スパイスとしても活躍中で

 

あります。

 

そして日本にも渡来 我がご先祖さま達も独特の使い方を編み出されておりますょ✨

 

それにつきましては次回にね🤗

 

 

モルッカ諸島でしか採れなかった『ナツメグ』と『クローブ:丁子』

 

『ナツメグ』は…「ハンバーグを作る時に加える」お馴染みのスパイスですょね。

 

実を割ると赤いレース状の皮に覆われ、その内側に黒い種が見えるでしょ?

 

これを乾燥させたものがスパイスの『ナツメグ』

 

乾燥後は薄茶色になって、日本では粉末で流通していることが多いですね。

 

これ、ホール(実)のまま保存して、使う時はおろし金でスリスリすると良いですよ

 

香りが断然違います✨。

 

実を見つけたら、迷わず買い求められて、実行してみてね‼️

 

赤い皮も乾燥させて使われます。   赤色は退色して薄茶に変身…

 

『メース』と呼ばれ、甘い風味から、スィーツ作りに

 

西洋では古くから使われておりました。