インドネシアのスラウェシ島とニューギニア
島の間に点在するモルッカ諸島は「香辛諸
島」と呼ばれ、古くは中国、イスラム商人が
牛耳り、16世紀以降はヨーロッパ人たちが
やってきて激しく利権を争いました…
そのお目当は、ここでしか取れなかった香辛
料の『ナツメグ』と『クローブ』‼️
1596年に描かれたモルッカ諸島
クローブ『丁子』のもっとも古い記録は、古代中国の文献にあり、「当時皇帝に謁見
する役人は、丁子を口に含んで口臭対策をしていた。」んですって‼️
「歯痛時には噛んで、痛みを和らげた。」とも…
当時の人たち すでに、消臭・抗菌効果そして、麻酔効果まで知っていたんですね〜
その後の中国では、各種『生薬』の材料としても重用されて今に至り、
「一振りすれば中華風味!」の調味料『五香粉』の主要スパイスとしても活躍中で
あります。
そして日本にも渡来 我がご先祖さま達も独特の使い方を編み出されておりますょ✨
それにつきましては次回にね🤗
モルッカ諸島でしか採れなかった『ナツメグ』と『クローブ:丁子』
『ナツメグ』は…「ハンバーグを作る時に加える」お馴染みのスパイスですょね。
実を割ると赤いレース状の皮に覆われ、その内側に黒い種が見えるでしょ?
これを乾燥させたものがスパイスの『ナツメグ』
乾燥後は薄茶色になって、日本では粉末で流通していることが多いですね。
これ、ホール(実)のまま保存して、使う時はおろし金でスリスリすると良いですよ
香りが断然違います✨。
実を見つけたら、迷わず買い求められて、実行してみてね‼️
赤い皮も乾燥させて使われます。 赤色は退色して薄茶に変身…
『メース』と呼ばれ、甘い風味から、スィーツ作りに
西洋では古くから使われておりました。