グレイ伯爵にベルガモットの香りの
紅茶を献上したのはどの店だったのか
真相は霧の中のまま…なのですが、
1717年 イギリス初の紅茶専門店
『ゴールデン・ライオン』を開業した
トワイニング社の9代目 サム氏が
「4代目のリチャードがアールグレイ紅茶の考案者である…」と発表
その証として9代目サム・トワイニング氏と6代目グレイ伯爵のツーショット写真を
挙げ、自社のアールグレイ缶に6代目グレイ伯爵のメッセージを載せたり…
論争は継続中のもようであります。
さて、その真相を知るグレイ伯爵は海軍大臣を
経て、1830年から4年間首相を務められ、
新時代を見据えた改革で、ヴィクトリア女王即位後
の英国発展の礎を築かれたそうですから、
本来ならまず政治家として名を残されるべきですが
紅茶の名前の方が後世に残ってしまいましたね。
左の貴婦人はジョージアナ・キャヴェンディッシュ
第5代デヴォンシャー公爵夫人です。
才気闊達で美しい彼女はマリーアントワネットとも
親交があった社交界の華でした✨
まだ青年政治家だったグレイ伯爵と7歳年上の彼女は一時 熱〜い思いを交わし合う仲
であったとか…
そんなこんな … この華やかな女性を主人公に、その波乱万丈の人生を描いた映画が
『ある公爵夫人の生涯』です。
当時の英国貴族社会にご興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょう
公爵夫人として生き抜くのも…た〜いへん
ちなみにデヴォンシャー公爵夫人ダイアナ皇太子妃の6代遡った大伯母にあたられる
そうですょ…