クリスマスツリーの起源と由来
ゲルマンおよびスラブ民族には古来「樹木信仰」:神秘の森への畏敬の念から その後キリスト教を受け入れるが同時に
樹木信仰も持ち続ける=その象徴がトウヒの木 … 今も特別な存在
春を迎える5月 山からトウヒをを切ってきて、村に立てる儀式が続いている。
*スロバニアでは「マヨバニエ」=5月の柱祭り
*メイポール
☆ ヨーロッパトウヒ 成長が早く、まっすぐに伸びる 高さは30~40m 直径 太いものは1mに!
ヨーロッパでクリスマスツリーに最も多く使われている。
軽く、加工しやすく、腐りにくいためスロバキア(スラブ民族)の家の壁材に使われる
なぜドイツでは樅の木「もみのき」:ドイツトウヒを飾るのかは『モミの木(O Tannenbaum)』の歌が教えてくれる。
おお モミの木よ おお モミの木よ
とわに変わらぬ緑の葉よ
暑い夏だけでなく いや雪の降る冬もいつもそなたは青々と緑だ
おお モミの木よ おおモミの木よ
とわに変わらぬ緑の葉よ
おお モミの木よ おお モミの木よ
私の大のお気に入り
どんなに多くクリスマスにそなたは私を喜ばしてくれたことか
おお モミの木よ おお モミの木よ
私の大のお気に入り
おお モミの木よ おお モミの木よ
そなたの衣装は私に教える
希望と堅実さがいつでも勇気と力を与えることを
おお モミの木よ おお モミの木よ
そなたの衣装は私に教える (谷口幸男訳)
樅の木は希望のシンボルであり、変わらぬ愛情と堅実さの象徴なのだ。
ゲルマン人はキリスト教が伝わる以前から崇拝していた。
しかしクリスマスツリーの歴史は浅く、クリスマスツリーは全ドイツに広がったのは19世紀になってからである。
一番最初の樅の木は1570年にブレーメンの職人組合の建物の中に建てられ、リンゴやくるみなどで飾られたと伝えられているが、この習慣はなかなか家庭には取り入れられず、むしろ馬小屋でのキリスト生誕の様子を描いた木彫りの置物を飾る方が一般的だった。 「ペファークーヘン、レープクーヘン」ファイル内 コピーより